羽黒修験「秋の峰入り」

三の坂2横
毎年8月下旬から9月頭までの7日間行われる羽黒修験の「秋の峰入り」。
秋の峰入りは羽黒山伏になる資格を得るための入門儀礼であり、
地位を上昇させるための儀礼でもあります。

山伏の目的は即身成仏(生きたまま悟りを開く)するための修行をし、
山で得た霊力を用いて生きとし生けるものを救済することです。
秋の峰入りはこの擬死再生(生きながら新たな魂として生まれ変わる)の
儀礼を現在に残す唯一の山伏修行といわれています。
明治期の神仏分離令と廃仏毀釈によって
現在は出羽三山神社が行う神式に改められた「秋の峰入り」と
羽黒山荒澤寺で行う神仏習合のまま十界修行を行う古来の「秋の峰入り」の二つが行われています。
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 ITO1036
・羽黒山荒澤寺の秋の峰入り:8月25日~8月31日まで(7日間)
・出羽三山神社の秋の峰入り:8月26日~9月1日まで(7日間)