随神門

随神門

羽黒山参詣道の入り口に建つ、赤い山門が随神門(ずいしんもん)。左右に悪霊の侵入を防ぐ門番の神々(随神)、豊石窓神(とよいわまどのかみ)と櫛石窓神(くしいわまどのかみ)が剣と弓矢をもって鎮座しています。

明治の神仏分離以前、この門は仁王門と呼ばれ、仁王尊と左大臣・右大臣が鎮座していました。これは元禄8年(1695)に由利郡矢島の領主生駒讃岐守(いこまさぬきのもり)が、家運の繁栄と極楽往生を祈って寄進したものといわれます。

人の世界と、ご神域である山を分かつ、随神門。
ここをくぐるといよいよ羽黒山に入ってゆきます。