◆5月8日 祈年祭(御田植祭)【羽黒山頂 三神合祭殿】
三神合祭殿の神前を水田に見立て、田おこしから種まき、田植えの所作、
御田植舞の奉納をし一年の五穀豊穣を願います。
◆7月15日 例祭(花祭り)【羽黒山頂】
稲の花が咲くこの時期、花が無事に豊かに咲くように祈ります。
稲の花をかたどった「献燈(けんとう)」の花は持ち帰って
神棚に飾ると豊作になると伝えられています。
◆8月31日 八朔祭【羽黒山頂 蜂子神社前】
ちょうど稲の実がなる頃で、同時に台風の来る時期でもあります。
風によって稲が倒されず無事に稲が実るように修行中の山伏たちが祈る
「風鎮(しず)め」のお祭りです。
◆9月24日 幣立祭(へいたてさい)/特殊神事・冬の峰入り
「幣立祭」は二人の松聖が100日間修行する”冬の峰(百日勤行)”の始まりの日です。出羽三山神社の斎館の神前に、本年の松聖や既修松聖達、神社の宮司等40数人が参集し厳かに斎行されます。二人の松聖はこの日より100日間、庄内の五穀豊穣と家内安全を願い、中に五穀の入った御神体「興屋聖」を毎朝夕禊をして祈り続けます。
◆12月31日 松例祭【羽黒山頂】
手向(とうげ)地区から選ばれた二人の山伏・「松聖」の100日修行の結願の日。
修行で得た力を競う様々な神事がとりおこなわれます。
農作業に被害をもたらす「ツツガムシ」をかたどった「大松明(おおたいまつ)」を
焼き払い、庄内地方の豊作を祈る勇壮な火祭りもおこなわれます。