いでは文化記念館収蔵写真展『内藤正敏が映す出羽三山の世界』のお知らせ

いでは文化記念館では収蔵写真展『内藤正敏が映す出羽三山の世界』を
2018年11月30日(金)-2019年4月15日(月)まで開催いたします。

いでは文化記念館収蔵写真展「内藤正敏が映す出羽三山の世界」チラシ(PDFデータ)

内藤正敏氏は、写真家にして民俗学者であり、羽黒山の山伏修行である
「秋の峰入り」を経験した異色の経歴の持ち主です。
初期はフリーの写真家として、宇宙や生命をテーマしたSF写真に取り組んでいた
内藤氏は、25歳の時に湯殿山の即身仏に出会ったことで大きな衝撃を受けます。

『―出羽の即身仏が「五十六億七千万年後の荒廃した地球に、弥勒菩薩が衆生救済に来る。
弥勒下生の時を待つために断食死する……」という話が、すごくSF的に思えて東北に入ったんです。
(内藤正敏「異貌の東北」より)』

以降、内藤氏は20年以上にわたって出羽三山の自然・人・神仏を
独自の視点でカメラに写し出してきました。

『―即身仏と同じくらいショックをうけたのは、出羽三山の仏像群でした。(中略)
僕も最初はそれらをおどろおどろしいと思ったけど、本当はそうじゃない。
生命から湧き出たような力強さを持っている。根源的なエネルギー、人間が本来的に持っている
生命力の明るさだと気づいたんです。あれこそ僕は、美だという気がしました。(内藤正敏「異貌の東北」より)』

今回の写真展では、内藤正敏氏の写真集「日本の聖域」シリーズに収められた
四つ切りのカラー写真作品の中から、珠玉の30作品を展示しています。

内藤氏が独特の世界観で映し出す、出羽三山の自然・人・神仏の様々な表情を、ぜひご覧ください。

いでは文化記念館収蔵写真展『内藤正敏が映す出羽三山の世界』
◎会期・・・平成30年11月30日(金)~平成31年4月15日(月)

◎開館時間・・・9:30~16:00(12月~3月)/9:00~16:30(4月~11月)

◎休館日・・・毎週火曜日、年末年始(平成30年12月29日(土)~平成31年1月3日(木))

◎入館料・・・大人400円、高校・大学生300円、小・中学生200円

◎お問合せ・・・いでは文化記念館 ℡0235-62―4727