宿坊の宮田坊では、ビーガン(ヴィ―ガン、Vegan)向け精進料理を提供しています。
ビーガンとは食事においてはベジタリアンの中でも完全採食主義者といわれています。健康や自然環境あるいは倫理的な理由で動物性製品の消費を避けるビーガン。近年その食生活は世界的に注目を集め、人口が増えてきています。

8月14日の試食会では、11品目の料理が提供されました。

お品書きです。

山菜やきのこをはじめ、多種多様な野菜が使われています。
どれも植物由来のものですが、彩り豊かで目も楽しませてくれます。

左上から「月山筍の味噌煮」「祓川の掛け橋」「夏野菜の胡麻和え」「胡麻豆腐アガペソースがけ」。
「祓川の掛け橋」には山菜のふきが使用されていますね。

左から「丸ナスのボウケ」「だだちゃ豆御飯」「なめこダラニ」。
身近ながらもどこかホッとする主食です。

「庄内麩と豆腐のけんちん焼き」です。
その場で自分の好きな加減で温めて食べることができるのも醍醐味ですね。

「野菜の天婦羅にヒマラヤ岩塩」と「豆乳ブランマンジェ」「季節野菜と青菜のクーリー」です。

和食とフランス料理という異色な組み合わせではありますが、出羽三山の食材を使うことによって、和洋折衷のお膳になり、うまく調和しています。

野菜のクーリ(さらっとしたジュレのようなもの)やブランマンジェ(パンナコッタに近い冷菓)などフレンチの要素も取り入れ、通常の精進料理より手間がかかりますが、どの料理も手の込んだ料理でとてもおいしくいただきました。

これらのビーガン向け精進料理は、鶴岡市のグランドエル・サン片倉料理長監修です。

宮田坊の宮田さんは、「アフターコロナを見据え、安心して食事をいただけるよう選択肢を広げていきたい。」とおっしゃっていました。宿坊の精進料理を大切にしながら新しい文化として根付いてほしいと思います。

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■料金：お一人5,500円（税込み）、5名様以上（※要予約）
（主に昼の料理として提供しますが、時間は要相談）

■申し込み・お問合せ
宮田坊
TEL：0235(62)2268
FAX：0235(62)3811
HP: 山形県羽黒山・出羽三山の宿坊｜宮田坊