御本坊平

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二の坂を登りきると、しばらく平らな道が続きます。少し進んだ右手に、広がる緑とその中にひっそり赤い鳥居が立つのが見えるでしょう。ここは、かつて羽黒山をおさめていた「若王寺宝前院」があった場所で、「御本坊平」と呼ばれています。この寺院は奥行31間建坪662坪の大伽藍。浮島のある池には美しい蓮が咲きほこっていました。奥には石の割れ目から「石割桜」と呼ばれるオオヤマザクラを見ることができます。参道をはさんで向かいには、当時の各代別当の供養塔や石地蔵があります。

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