【羽黒山三神合祭殿】例祭(花祭り)が行われました

7月15日(金)に、羽黒山三神合祭殿にて例祭(花祭り)が行われました。

花祭りはちょうど稲の花が咲く時期に行われ、風雨の災厄がなく無事に花が咲くように願う祭りです。

羽黒山山頂にある鏡池の周りを、神移しの儀が行われた三基(月山神社・出羽神社・湯殿山神社)の神輿と、写真のような「花梵天」(または万灯)と呼ばれる献燈が、地区の若者たちによって担がれ巡行されます。
その行列の中、参拝者は神木や花梵天の花を奪い合います。この花には、家内安全・五穀豊穣・商売繁盛の幸運があると言われており、その花は神棚に供えられます。

今年度はコロナ禍ということもあり、花梵天の巡行はせず縮小して開催されましたが、多くの参拝者が足を運んでいました。

また、花祭りが行われる前日から当日にかけ、手向地区の集落では紐に白い紙飾りが吊り下げられる習わしがあります。
手向地区に足を運んでいただいた方から「これは何か?」というお問い合わせを何件かいただいておりましたので、他にも気になった方がいらっしゃるかと思います。
この風景もなかなか貴重ですので、ぜひ注目してみてください。

これから暑さは深まっていきますが、昨今のコロナウイルスの感染含め災厄を避け、実りのある季節を無事迎えられるようになることを願います。